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5月, 2023の投稿を表示しています

向後真孝 写真展「半月」閉幕

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  写真家の友人、向後真孝の写真展 「半月」 28日を以って無事に閉幕しました。 写真展をやろうと決めたのは去年。12月頃か。 もっと前だったか。会期が決まったのは年明けてから。 2人で3回海に行って(各地に良い思い出。 その様子は良ければ こちらから )、 展示空間に設置する流木は全て自分たちで拾った。 マーボは写真撮りつつ、 僕は8月に控える自分の展示に向けて海のゴミも拾いつつ。 タイトルを半月に決めたのは4月30日。 新月に始まり、半月の夜に終わる展示。 人によっては僕らの顔も年齢も性別も分からず、 どんな写真が展示されるかも見えない、住所のピンは住宅地に落ちる、 不確定要素多めの個展にハタチそこそこの若者も真っ直ぐな目をし てやってくる。 東十条に帰る道すがら展示を知り最終日駆け込んで くれた人もいた。 昨日教えてもらったと言って今日すぐ来てくれる 人もいた。タイミングは作るもんだと改めて教わる。 写真を撮る、という仕事において、 周囲に様々な職業の人、例えば俳優、スタイリスト、モデル、ヘアメイク、編集、といった多くの関わりがある事を知った。いくらでも金に飛びつけば商業カメラマンとして荒稼ぎする事も出 来る中で、マーボは人間関係を絶妙な節度と濃度で保っているという 事実を、現場に足を運んでくれる人たちが証明していた。誰が来るかも含めて表現だなぁと思った。 カメラマンばかり集まってくる時間。静岡出身の人ばかりの時間。共通の友人ばかりの時間。同じ映画に関わった人が続々と現れる時間。 絶妙なバランスを保った現場の空気がもたらす、その日、 その時間帯によって集まる人たちの 「気」の移ろいが明らかにあって、 同じ気配を持った人たちの不思議な引力を感じざるを得ない。1人で来た人同士が次々と会話に混ざり合い、いつしか話し込む。って場面も幾度となくあった。ナイス空気感。と言わざるを得ない。 無理な算出も、過度な演出もない、在るものを撮る姿勢。足るを知る。 をマーボは心得てる。 同い年、ここまで強固な土台、 ぶれない精神、 広い見識、鋭い美意識、 で表現してる人なかなかい ない気がする。僕も負けず頑張りたい。マーボありがとう。 次回は!とか、またの機会に!とかってのが有り得ない今回限りの、今しか出来ない展示、 今しか撮らない写真、全て刹那的。9日間オンリー。 足を運んでくれた

FLANGER SAYS "DAYDREAM"

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  ネクストエキシビジョン! 6/2(金)-6(火)の5日間、TOKYO DANCE. 隣の隣、ギャラリースペース4.で、 約9ヶ月ぶりのFLANGER エキシビジョン FLANGER SAYS "DAYDREAM" を開催します。 TOKYOFLADANCE. でお馴染みの方も多いですが、 マキさんが古着を使って1点ずつ1針ずつ縫い込み制作したコラー ジュ作品の展示販売です。古着コラージュの洋服メインにバッグや帽子などの小物、ボリューム満点で待ち構える予定。 2006年頃から続くFLANGER、僕は2019年にマキさんと知り合い、以降その動きを近くで見さ せてもらってきましたが、この3,4年、僕が見ている限り、 その表現の練度は節度なく高度に益々強度を増して、大御所気取り でふかふかソファに腰掛けてテキトーな物作って金を生み出してる みたいな事は1ミリもない、0.1ミリだってない、 手と足を動かし常に上を見て心の振動に従って生きてるマキさん、 カッケーっすよ。マジデ。 そんなマ キさんの手から生み出される リ メイクとか生易しい言葉では収まらないコラージュ、 FLANGERの表現を是非目撃してほしいです。 僕も空間作りに全力で加勢していきます。 そして、 TOKYOFLADANCE. "so far" と名付けTOKYO DANCE.店内にはこれまで制作、展示、販売してきたTOKYOFLADANCE.の手元に残っている全ての作品と作品集を並べます。 "100"から"500"の作品、"100"と"200"の作品集 は店頭で見て頂いた方も多いと思いますが、"Shall we DANCE."なんていうごくわずかな人しか知らないであろう展示を代々木上原の  April Shop  でやらせてもらった事もありました。オーナーであり作家の渡邉紘子さんの後押しなくして有り得なかった企画です。ありがとうございます。シャルウィーダンス…?何か、というと実は1度刷り損じてお蔵入りさせた"100"の作品集300部が存在し散財し、でも諦めねーぞって気持ちだけでその本を作品に仕上げようと、マキさんと作った渾身の謎の作品たちです。何言

向後真孝 写真展「半月」

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何枚も撮った中からこの展示に選ばれ並んでいる写真。 なぜシャッターを切ったのか、そこにいて何を思い、考え、見て、 撮られたのか、 写真がカッコイイってのは前提でありつつ、 「氣」 に目を向けてその奥行きにも想像を巡らせ楽しでいる人が多くてと ても良い空気。 そこに在る自然( 自然といっても原生でない事や人が必要に応じて手を加えたことも また自然と捉えるかは置いておく) に対峙してシャッターを切り写し出された写真の生命感たるや、 静かに大らかに覆い尽くされるようなエネルギーの充満を感じる。 僕は古い額縁を収集し提供。 時間の経過に耐えてきたスレもキズもシミもキバミもむしろ加点で しかない額縁とマーボが撮る写真の調和がとても良い。 在るモノと在るモノを組み合わせて表現する心地良さは声高に打ち 出す環境配慮より俄然自然な慈善とも思う。 目には見えないマーボと僕の関係性や空気感、4. という箱の中にそっと重ね合わせたような場所になっていると思い ます。 そしてその純度や密度は日を追うごとに増していると感じる。 それは 毎度の事ながら足を運んでくれる人たちのリアクションや言 葉に大きく影響される。会期4日目まで終えて、しっかり 空 間は温 まり育ってます。ありがとうございます。 今日24(水)は4.のみオープン。店は休みです。 13-18時頃まで開けるみたいです。タイミング合う方は是非。 ほぼ全ての作品を販売しています。数点の作品が行き先を決めました。丁寧に見てもらえる事、買うという決断をしてもらえる事、とても嬉しく思います。 ─  ─  ─  ─  ─  ─  ─  ─  ─  ─  向後真孝 写真展 「半月」 2023.5.20(Sat)-28(Sun) 13:00-21:00 at 4. 2-10-23, Yakumo, Meguro-ku, Tokyo 24(水) shop closed / 13:00-18:00 25(木) 13:00-21:00 26(金)  13:00-21:00 27(土)   13:00-21:00 28(日)   13:00-21:00 29(月)  closed 次の展示準備の為お休みします 30(火) closed 次の展示準備の為お休みします May 24, 2023

店のこと

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  ここにいるのは、多分、インスタグラムのストーリーズにブログ更新のお知らせが載ったら 必ず飛んできてくれている人、 毎回でなくても今日は読んでる人、 ブログブログ言ってるけど何だろって今日は何故か思い立ってタッ プしちゃった初見の人、 これはさすがに期待しすぎかもしれないけどSafariやGoo gleのお気に入りなどに登録済みで時々見に来てる人 が殆どと思う。僕の想像の範囲では。 インスタグラムのフォロワーが19000人いようがブログ読んで くれてるのはせいぜい100人。200人いたら良い方。 そんなもん。「インスタのフォロワーすごいですね。 人気店ですよね。」なんて、 僕の店の場合には甚だ検討外れなのである。 上手く運用してる人や店は本当に人気だと思うけど。"人気" って何?とも思うけど。ま、でも、 ブログ読んでる人は店に来てるという店主の体感データも調査済み &引き続き検証中。 TOKYO DANCE. 店主の気まぐれな個人的な発信はウェブサイト上という広大なフィ ールドに向かって投げ込まれつつもごくわずかな数百人程度の 目にしか触れないパーソナルな範疇の出力になっている事は面白い 。し、そうなれば良いなと思っていた。し、 そんなもんだろうなとも思っていた。 最近、4.( フォーと読むトーキョーダンス隣の隣に運営してるギャラリースペ ースです)の展示予定が有り難く詰まっている事もあり、 何か発信、ブログ更新、となると展示の事が多くなっちまってる。 今日はなんだか急に思い立って店についてブログを書いてますが。そして意図的にってほどでもないけど、 店の中の事については結局現場が全てなので、 そんなに写真載せたりしなくても良いか?と、 少し店を放っておくような、 そっとしておくようなイメージで最近過ごしてる。 と言っても古いモノがめちゃ好きなんで、 定休日も仕入れ行ってるし家族で出かけても古道具屋見たりリサイ クルショップ探しちゃったりしてるし、入荷しましたー!ドーン! みたいなプロモーションが今の自分にめちゃくちゃ合ってないから 淡々と当たり前に入荷はしてるしディスプレイもちょこちょこ替え てる。店に来てる人はそれを知ってくれてる。買ってくれてる。 そういう人に自分の集めたモノが渡っていく瞬間にめちゃ報われて る。 でも身内で仲良くし

向後真孝 写真展「半月」

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  オシラセ どうもです。 5/20(土)から28(日)の8日間、 ※24日のみ休み →ギャラリーはオープンする事になりました。店舗はお休み。 4.にてマーボこと向後真孝の写真展「半月」を開催します。 4. の空間を海で拾ったある素材で装飾しようというアイディアのもと 、2人で海に出かけて集める必要があり、 海や水なんかを主なテーマとして写真を構成しようというマーボの 目的があり、 僕は8月頭に企画している自分の展示に向けて海であるモノを拾い 集める必要があり、全ての利害が一致し、 同い年で仕事に対する向かい方なんかも通ずるところがあり、 独立してからの歴も同じくらい、色々合う部分も多く、 3度一緒に海へ車を走らせた。 3月2日、真鶴。 空気が澄んでて木々が力強い真鶴。おかゆちゃん( 本と美容室の店長) と3人でパン食べてコーヒー飲んで温かな昼休憩も楽しかった。 ブログに残してます。 よければ見てみてください。 4月6日、木更津。 真鶴と打って変わって雨。雨予報だしやめとく?って連絡したら、 いや行きたい と。わ、そのやる気には応えたい。って思って雨天決行。 雨に降られながら海辺を歩いた。靴はぐちゃぐちゃ。 昼飯のあなご天丼がめちゃうま&ボリューミーで最高。 ご飯大盛りにする必要はなかったなぁ。 帰りは海ほたるでスタバなんか行っちゃって遠足気分で帰宅。 4月28日、沼津。 毎回新たな場所に行こうって事で西へ。天気も最高。 立ち寄ったパン屋もナイス。 塀を越えて海が見えた瞬間のユートピア的光景はグッと来た。 良い場所。波は静かで、海も空も青くて広くて、 少し風が吹いてた。ひたすら歩いて拾った。足ふらふら。 めちゃくちゃ日焼けした。 お金が欲しいならマーボに写真も任せて額装も任せて手頃な写真集作 って売るとかで良いかもしれない。 予定合わせて3回も朝から海に行く必要もない。 そうじゃない。道中話して分かり合ったり、 2人の価値観を擦り 合わせたり、しょーもない話もしたり、 活動という枠組みにおいて今展覧会を準備してきた。 多分この1回では終わらない。 続ける事を目的にしちゃいないが続く予感がある。 その初回。「半月」 マーボと2人でどこまで行けるか。楽しみ。現場で待ってます。 向後真孝 写真展 「半月」 2023.5.20(Sat)-28(Sun) 13:00-

とつゆう個展

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  どうもです。 今日10(水)から14(日)まで5日間、4.でトツくんの個展 for your listening and dancing pleasure を開催します。 今回僕は什器やディスプレイで加勢するスタイルではなく、 場所を渡してトツくんが昨日の搬入から含めて6日間、 アトリエとして使い制作と販売を並行するスタイル。 トツくんらしく気取らず飾らず柔らかく手ざわりのある空間になっ ていると思います。 for your listening and dancing pleasure というタイトルは、 TOKYOFLADANCE. の作品展でトツくんが購入してくれた作品にあった紙コラージュの 一節からヒントを得たそうで、 そうやって手で作り出されて人に渡ったモノが反応を呼び相互に作 用している関係性が嬉しい。 平日はトーキョーダンス定休日によりギャラリーのみオープンですが、住宅街の一画でひっそり制作が行われているその様子もまた良いなぁと思います。もちろん土日も。店開けてます。是非。 とつゆう  個展 for your listening and dancing pleasure 2023.5.10(水)-14(日) 14:00-20:00 at 4. May 10, 2023