SPIRIT閉幕 / 8月の予定

2年振り2回目のVOICEにて、 「SPIRIT」夏の陣、 海で拾ったモノの展示販売は無事閉幕しました。 お忙しい中、くそアチィ中、雨の中、 足を運んでくれた皆に感謝します!ありがとうございました。 必死に集めて運んで並べて、 いざ始まってしまえば3日間限りで幕を閉じる呆気ない程に束の間 の祭り。 しつこいですが本当にディスプレイに苦戦した。 今回、什器を一切使わずに、 全て床に並べてみようと考えていた。僕が海辺を歩き、目を凝らし、見つけるように、 会場でも皆に地面を見渡して見つけて拾ってもらう動作を入れてみ るのはどうかなと。 車に什器となるモノは積まず丸腰で前日搬入。 漂着物たちを一通り床に出した時点で、あ、こりゃ無理だ、 と察した。 そこに散らばっているという事実以上の感動が湧き起こる予感が皆 無だった。 海のゴミを拾い集めて外苑前VOICEという素晴らしい場所の力 を借りて尚床にぶちまけるという潔さが、災い転じて福をなす、 ならぬ、ぶちまけ転じてアートとなす、と目論んだが無理だった。さぁどうする… 中途半端に使うくらいなら、什器は使わない を通すのか、いやもう限界あるか… モノは色分けにするのが見やすいか、 いや前回も色分けだったはず… もっと鮮度のある何かアイディアがあるはず… 残って作業させてもらって、 行き詰まって煮詰まってもはや手詰まりか…頭も飽和状態。 らぁめん花月に駆け込みかき込んだニンニクバターイタメシの味、忘れないだろう … どんな時もこの瞬間を楽しむしかないね〜 と、 かつて下北沢にあった古着屋の店主タカノさんの放った言葉がもう何 年経ったか分からないが今も頭にずっと残っていて、 僕もそれから自分で店をやり、 青二才ながらに苦しい場面も過ごしてきて、 楽しむという言葉の単なる楽しいで終わらない意味の奥行きも日々 痛感している。つもり。 楽しむしかない!手を動かす。頭を動かす。 展示台、 あるだけ借りる。香内さんお手製茶色の展示台。良い色。 大人の空気。木でまとめる。 見所を作っていく。凹凸でメリハリ。色で縛り形でリズム感。自分の出来る事、得意な形に持っていく。 故・カールアンドレ氏が、配置による空間への作用を、場としての彫刻 と言い表すように。 故・北園克衛氏が素材を配置し撮影した写真を、詩そのもの と言い表すように。 僕にとっ...