花瓶展と予定

こんばんは。 外苑前VOICEで開催中の花瓶展、無事に初日を迎え、3日間終えて、今日は定休日でした。 カチャっと入口の扉が開いて、お、次は誰かな?と、顔が見えて安心する人たちの来店が続いて嬉しいです。 穏やかに、ちょっと穏やかすぎる時間も少なくないですが、楽しく過ごしてます。 花瓶のみならず、VOICEに並べたら生きるだろうな〜という古道具も色々持ち込みました。そちらも反応がありひと安心。 花瓶においては、店をやってた時の方が、よし、花瓶を仕入れに行くぞ、とスイッチを入れて花瓶に狙いを定める機会は多かった気がして、今は基本旧家を回り片付けの最中や解体前、掘り出して掘り出してそこに在る(本当にポツンと置いてある事も多いし、目が合うって言い方もあんまりしたくないけど、そんな見つけ方も少なくない)偶然の出会いを拾い上げている感じ。狙えない、というのか、偶発的なんで、今回の花瓶100個が揃った時、いや集める過程からかな、なんとなーく2020年の初回に近い衝動、無作為なラインナップというのかな?そんな印象でした。 香内さんにも話していたら、同感だそうで、僕もまた買い出しに回り古物商として新たなスタートを切った感覚の中、ガムシャラに集めた結果であり成果でもあるのかなと感じております。 もちろん一応6回目なんで、もうこの感じはやめておこう、これはやる、この感じも入れよう、など自分なりの線引きや見立て、クオリティーは上がっていなくちゃ困るんですが、トータルの編集は毎年グレードを上げているつもりでごさいます。 古道具においても、骨董市に転がしてるだけじゃ日の目を見ない、または安く買い叩かれそうなモノたちも、こりゃーVOICEの空間に合うぞ、とニヤつきながら持ってきて色々並べました。 床から剥がしたトタン、底が抜けたバケツ、ススだらけの曲げわっぱ、庭に転がってた針金、油まみれの輪止め、ただの野球ボール、等々。 感覚を投げ込んで勝負。 群馬の製麺所、50年の歴史に幕を閉じたおっちゃんの工場にて、3度伺って隅々まで見て回り、取り出せるものは全部持っていこうという恥ずかしながらも商魂丸出しで、全身粉まみれで真っ白になって引き上げてきた荷物の中に、木のすのこが濡れるのを防ぐために後から上張りしたと思われるトタンがあって、そいつは最後の最後に見つけて無理矢理剥がして持って来た。 あれ...